娘を連れて四国を旅行する倦怠期の夫婦の珍道中を描いた映画「喜劇 愛妻物語」(11日公開)のPRイベントが東京都内で開かれ、主演の浜田岳と水川あさみが登場した。妻(水川)から毎日罵声を浴びる、売れない脚本家を演じた浜田は「逃げ出せばいいのに、(けんかしても)ずっと家にいるトムとジェリーに近い感覚」と劇中の夫婦の関係を語った。

 足立紳監督が自身の夫婦生活を自伝的につづった小説が原作。水川が「37年生きてきて、発したことのない言葉もあった」と言うほど、汚い言葉でののしられ続けた浜田は「『おはようございます』『お疲れさま』以外は毎日怒鳴られた。それが明日への活力、楽しみに変わっていった」と苦笑した。

 2人は以前にもカップル役で共演したことがあるという。「信頼している。いくら当たりにいっても、うまく受け止めてくれることが分かっている」と水川。

 娘役の新津ちせは「(撮影で)すごいやり合ってて『うわぁ、どうしよう』と思ったが、裏では仲が良くてちょっとほっとした」とかわいらしいコメントで笑わせた。

 浜田は「毎年映画が恒例になって、『またあの夫婦が戻ってきた』とお客さまをイライラさせるのが目標」とシリーズ化をアピールした。