東京電力福島第1原発事故などの記憶や教訓を後世に継承する福島県のアーカイブ拠点施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」が、第1原発が立地する双葉町に完成し5日、報道陣に公開された。20日にオープンし、約160点の展示資料や大型スクリーンを使った映像で、記憶の風化を防ぐ狙いだ。

 当初は今夏の開館を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で遅れた。

 事故直後の混乱を伝えるゾーンには、放射性ヨウ素の測定結果を手書きで記した、旧原子力センター(大熊町)のホワイトボードを展示。防護服や除染廃棄物を詰める袋「フレコンバッグ」も置かれ、長期化する除染作業の現状を伝える。