【ワシントン共同】新型コロナウイルスの感染拡大により、2030年までの貧困撲滅を目指す国際目標の達成が困難な状況となった。1990年代から続いてきた貧困問題の改善傾向は反転しており、一層の国際協力が求められそうだ。途上国の貧困問題に取り組む世界銀行で開発融資を統括する西尾昭彦副総裁が5日までに、達成が「非常に難しい」との認識を示し、日本を含む先進国による途上国支援の拡充を訴えた。

 世界各国による感染拡大防止策としての移動・出入国制限に伴い旅行需要が急減。出稼ぎ労働者による海外からの仕送りも減り、困窮者が急増した。