駅舎が入るビルの競売で次点となった福井市の不動産会社が、最高額で落札した鉄道会社に出し抜かれたとして売却許可決定の取り消しを求めた抗告について、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は4日までに、名古屋高裁金沢支部の棄却決定を破棄し、抗告は不適法だとして却下する決定をした。2日付。

 2019年2月、福井県の第三セクターえちぜん鉄道が地権者から借りて駅舎や線路用地に使っていた不動産が裁判所の競売に掛けられた。えちぜん鉄道は、不動産会社に落札を依頼して交渉を進める一方、自ら2億5503万円の最高額で落札した。

 不動産会社は、交渉過程で得た情報を悪用されたと主張。