富士フイルムホールディングス(HD)やキヤノン、セイコーエプソンが法人向けのデジタル印刷機器の技術やサービスに注力している。デジタル印刷はダイレクトメールを一部ずつ違う内容にしたり、同じ商品の包装を少しずつ変えたり、少量多品種の需要に対応できるため、印刷業者の注目が集まっている。

 矢野経済研究所によると、国内のデジタル印刷市場は2020年度に3196億円となる見通し。同研究所が公表している統計で最も古い12年度(2742億円)に比べ16・5%増える。

 富士フイルムHDは企業の合併・買収(M&A)で事業を強化。金色や銀色を精細に高速で印刷する技術も磨いた。