【ロンドン共同】ロンドンの大英博物館は、江戸時代末期の浮世絵師、葛飾北斎が未完本「万物絵本大全図」に挿絵として盛り込む予定だった作品100点超を27万ポンド(約3800万円)で購入した。来年まとめて公開することを検討している。英紙タイムズが3日伝えた。

 富士山を題材とした「冨嶽三十六景」を手掛ける前の1829年に、当時70歳の北斎が描いた。脳卒中の罹患や妻の死などにより、北斎の創作活動が当時滞っていたとされているが、同紙は、実際は大きなプロジェクトを行っており「70歳で転機を迎えていたことを示す」と説明している。