和歌山、奈良、三重の3県で88人の死者・行方不明者が出た2011年の紀伊半島豪雨から9年がたち、和歌山県那智勝浦町で4日未明、遺族らが発光ダイオード(LED)の明かりをつけ、犠牲者を悼んだ。

 同町の那智川流域で災害が発生し始めた時間帯とされる午前1時ごろ、マスクを着けた遺族ら約25人が、井関地区の「紀伊半島大水害記念公園」を訪れた。町内の死者・行方不明者数と同じ29個のLEDを地面に並べ、手を合わせた。断続的に降っていた強い雨は点灯の際、一時的に上がり、星空も見えた。

 今年はコロナ禍で例年のようにキャンドルの手作りができず、代わりにLEDを使った。