厚生労働省は、今年1~6月の全国の児童相談所における虐待対応件数(速報値)が9万8814件だったと発表した。例年通り過去最多を更新するペースだが、新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言下だった4月、5月は前年同月と比べて微増・微減にとどまった。同省の担当者は「外出自粛や休校で子どもが家庭で過ごす時間が増えた。外部の目が届かず、虐待が潜在化した恐れもある」と分析している。

 厚労省によると、年度ごとに集計・公表している虐待対応件数では、過去最多の更新が続く。最新の2018年度は15万9838件(確定値)で前年度比で2割ほど増えた。