作家の芥川龍之介(1892~1927年)と菊池寛(1888~1948年)が合作した色紙が30日までに見つかった。芥川が描いた河童の絵のタッチから自殺前の最晩年の作とみられ、親友だった2人の最後の日々をしのばせる貴重な資料といえそうだ。東京都北区の田端文士村記念館で10月2日から初公開される。

 色紙は北区が今年、都内の古書店を通じて購入した。河童の絵に「禿げ頭 龍之介」と墨で書き添えられ、左側に由来は不明だが「日本古来の芸術文化 菊池寛」とある。芥川が死の直前にしきりに描いた「娑婆を逃れる河童」の絵と構図などが似ており、同じ頃に書かれた可能性が高い。