【ニューヨーク共同】米商品先物取引委員会(CFTC)は29日、貴金属相場で不正な取引を行ったとして、米金融大手JPモルガン・チェースに約9億2千万ドル(約970億円)の支払いを命じたと発表した。CFTCの制裁金では過去最大という。

 JPモルガンのトレーダーは少なくとも2008年から16年に、約定するつもりのない金や銀、プラチナなどを売買する注文を出し、キャンセルして市場価格を操作しようとしていた。こうした不正取引は「スプーフィング」と呼ばれる。

 米メディアによると、JPモルガンの元トレーダー4人は昨年、スプーフィングに絡む犯罪で刑事訴追された。