【ワシントン共同】米科学アカデミーなどの国際的な専門家委員会は3日、生まれる前の受精卵にゲノム編集技術を使って遺伝子を操作することは、まだ技術が未熟で、するべきでないとする報告書を公表した。将来、技術が確立した場合には、単独の遺伝子が原因の深刻な病気に限り、予防目的で容認されうるとの道筋も示した。

 遺伝子を自在に操作するゲノム編集技術が急速に進展する中、2018年に中国の研究者がエイズウイルスに感染しにくくなるよう操作した受精卵から双子を誕生させたと発表。親が望む容姿や体質を持つ「デザイナーベビー」にもつながるため安全性や倫理面の検討が急務になっていた。