インターネット検索サイト「グーグル」に自身の逮捕歴が表示されるのはプライバシーの侵害だとして、北海道に住んでいた男性が検索結果の削除などを求めた訴訟の札幌高裁の控訴審で、男性側が訴えを取り下げたことが3日、代理人弁護士への取材で分かった。グーグル側が検索結果を削除したため。

 一審の札幌地裁判決では、男性が転勤先で逮捕について聞かれるなど、私生活上の現実的な不利益が大きく、検索結果を表示する社会的必要性を優越すると判断、米グーグルに一部の削除を命じた。新たに別の検索結果が表示されるなどとして、男性側が札幌高裁に控訴していた。