九州地方を中心に甚大な被害をもたらした豪雨から4日で2カ月。熊本県球磨村の鍾乳洞「球泉洞」では関連施設が被災した一方、洞内で熟成していた球磨焼酎約300本は無事だった。村を訪れた観光客らが「子どもが20歳になったら」「還暦の祝いに」と購入、保管していた。管理する村森林組合の担当者は「記念の一杯を味わい、また復興した村を訪ねてほしい」と話している。

 森林組合によると球泉洞は1973年に発見された総延長約4・8キロの鍾乳洞。約3億年前、海底の石灰岩層が隆起してできたとみられている。洞内は年間を通じて約16度。焼酎の熟成に適し最長20年まで洞内に保管できる。