【モスクワ共同】ロシア大統領府は29日、プーチン大統領と菅義偉首相による初の電話会談の内容を発表したが、日本側が最重要視する北方領土問題と日ロ平和条約について一切触れなかった。

 大統領府は、プーチン氏が首相退陣を表明した安倍晋三氏と8月31日に電話会談した際の発表でも平和条約交渉に言及しておらず、この問題を取り上げたくないロシア側の姿勢が明確になった。

 発表によると、プーチン、菅両氏は「新型コロナワクチン開発を含む医療分野での協力の可能性」を協議。また、両国国民とアジア太平洋地域の利益のために「日ロ関係全般を前進させる努力を続ける」決意を確認した。