NTTは29日、上場子会社のNTTドコモの完全子会社化に向け、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。TOB期間は今月30日~11月16日で、買い付け価格は1株3900円。必要な資金として最大4兆3千億円の融資を三菱UFJ銀行など六つの金融機関から受ける。一体的な経営でドコモの競争力を強化し、菅義偉首相が意欲を示す携帯電話料金引き下げに対応しながら成長を目指す。

 完全子会社化が完了すると、ドコモは上場廃止となる。オンラインで記者会見した澤田純社長は「財務基盤を整えることで値下げの余力が生まれる」と説明。携帯料金引き下げを検討していくと明言した。