半導体大手キオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリホールディングス)は28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場延期を正式発表した。主要取引先の中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国の制裁強化で同社に製品を出荷できなくなり、業績の先行きを見通せなくなったことが響いた。

 ファーウェイは年間1兆円超の部品を日本から調達しており、米中摩擦の打撃は他の国内メーカーにも拡大しそうだ。上場で想定していた時価総額は1兆5千億円超と、東証で今年最大の案件になる見込みだった。キオクシアHDは「適切な上場時期を引き続き検討する」としている。