【モスクワ共同】ロシアの反体制派ナワリヌイ氏がロシア国内で猛毒の神経剤で襲撃されたとみられる事件は、ドイツ政府が検出を発表した猛毒物質の存在をロシア政府が認めないため解明が一向に進んでいない。最大の政敵として同氏を嫌悪するプーチン大統領の意向が影響している可能性もありそうだ。

 22日付のフランス紙ルモンドは、14日に行われたマクロン大統領との電話会談で、プーチン氏がナワリヌイ氏を「インターネット上の扇動者」と侮蔑的に呼び、毒物を自分で体内に入れた可能性もあると述べたと伝えた。プーチン氏がこうした態度であるため、捜査当局は事件解明に動かないとみられる。