【テヘラン共同】対立する米国とイランとの仲介を試みた安倍晋三首相の中東外交について、イラン政府高官は1日、仲介役として緊張緩和に努力したと評価する一方、米国の譲歩を引き出せず「緊張緩和という目的は果たせなかった」と述べた。匿名を条件に共同通信の取材に応じた。

 安倍首相は昨年6月、イスラム体制が誕生した1979年以降、日本の首相として初めてイランを訪問。昨年末にはロウハニ大統領を東京に迎え仲介に尽力したが、今年1月、米イランの間で戦争の瀬戸際まで緊張が深刻化した。

 政府高官は、安倍首相が「イランと米国の立場の違いを埋めようと努力した」と述べた。