菅義偉首相は16日の会見で、規制改革を掲げる一方、具体的な労働政策に言及しなかった。派遣ユニオンの関根秀一郎書記長は「首相が掲げる規制改革で労働者保護が緩むと、いっそう働く人の権利が損なわれる」と懸念する。

 バブル崩壊後の就職難に見舞われた氷河期世代は安定した仕事に就けない人も多い。コロナ禍で企業の採用は激減。氷河期世代ユニオン代表の小島鉄也さんは「老後の不安も出始めている」と訴える。

 フリーランスとして働き、労働組合「出版ネッツ」に加入する杉村和美さんも「安心して働けるよう失業手当や傷病手当のような制度を作ってほしい」と語った。