【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は16日、ブリュッセルの欧州議会本会議で今後1年の欧州委施政方針について演説し、温室効果ガス排出の2030年域内削減目標を現行の1990年比40%から55%に引き上げる方針を正式に提案した。新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の復興も、低炭素社会への移行事業が主導すると強調した。

 フォンデアライエン氏は「脆弱な地球の未来を考えると(排出削減を)早急に加速するほかない」と指摘、加盟国に承認を求めた。目標引き上げで、排出を50年に実質ゼロとする目標の実現可能性を高める狙いがある。