集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は憲法に違反し、平和に生きる権利が侵害され精神的苦痛を受けたとして、高知県の戦争経験者ら29人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、高松高裁(片田信宏裁判長)は16日、請求棄却の一審判決を取り消し、審理を高知地裁に差し戻した。

 原告側が一審高知地裁判決を不服として控訴。高裁では、一審で裁判官の一部が交代したことが口頭弁論調書に記載されておらず、違法な手続きだとして地裁へ審理を差し戻すよう求めていた。