国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県合志市)は14日、1911~65年に亡くなった入所者のうち、少なくとも389人の遺体が解剖されていたとの調査結果を明らかにした。入所者全員から、医学研究の名目で「解剖願」(同意書)を取るよう求めていた時期があったことも判明。調査報告書は、解剖に関する十分な記録も残っていないとし「人権軽視のそしりは免れない」と指摘した。

 遺体を解剖したのは、恵楓園で勤務していた医師や、熊本大医学部前身の熊本医科大の医師ら。

 報告書によると、1911~65年に死亡した入所者約2400人のうち、解剖された389人の身元を特定した。