最高裁第3小法廷(宇賀克也裁判長)は、2014年に大阪市西成区の准看護師岡田里香さん=当時(29)=を殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた日系ブラジル人の無職オーイシ・ケティ・ユリ被告(35)の上告を棄却する決定をした。11日付。無期懲役とした一、二審判決が確定する。

 弁護側は解離性同一性障害の影響で心神耗弱状態だったと主張したが、19年3月の一審大阪地裁判決は完全責任能力を認定。二審大阪高裁も支持した。

 判決によると、被告は他人名義の旅券を取得しようと考えて14年3月22日、岡田さん宅でナイフで複数回刺して殺害し、現金などを奪った。