日本海溝沿いで起きる巨大地震に伴う津波に備え、東京電力が福島第1原発に防潮堤の新設を検討していることが12日、関係者への取材で分かった。津波が1~4号機の海側に建設中の海抜11mの防潮堤を超える恐れがあり、約13~15m、厚さ5mに増強する。2023年度の完成を目指す。

 内閣府の有識者会議が4月に公表した津波想定を受けた対応。東電の解析では、1~4号機の海側に最高で14・1mの津波が来襲し、1m以上浸水する結果が出た。

 東電は原発事故後、日本海溝の外側で起こる「アウターライズ地震」に備え、4号機東南側に海抜12・7mの仮設防潮堤を設置した。