【マニラ共同】フィリピン政府が、汚染や不法投棄ごみが問題になっているマニラ湾の海岸線の一部を白砂で埋め立てる工事を進めている。臭いものにふたをするような政府の対策に、環境保護団体や野党は「環境破壊につながる」「新型コロナウイルス対策を優先せよ」と反発。人工ビーチ化計画は「砂上の楼閣」になる危うさを抱えている。

 埋め立てが始まったのは3日。高級ホテルが並ぶ一角にある遊歩道沿いの海岸線約120メートルに、中部セブ島から運び込んだ白砂を敷き詰める。19日までの完工を目指し、積み上げられた砂の周囲で数台の重機がせわしなく動いていた。