水産庁は11日、高級すしネタや刺し身として人気の高い太平洋クロマグロの漁獲枠について、10月上旬に開かれる国際会議に小型、大型魚ともに現状から20%拡大することを提案したと発表した。ただコロナ感染拡大でテレビ会議での実施を余儀なくされることから議論を深めることは難しく、提案の実現は極めて難しい見通しだ。

 20%は大型魚で976トン、小型魚で801トンに当たる。日本はクロマグロの資源量が回復基調にあるため拡大可能と主張する方針だが、画面越しの交渉の難しさに加えて、依然低水準にある資源状況に厳しい目を向ける米国の意向もある。実現へのハードルは高いままだ。