宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、新たな基幹ロケット「H3」の主エンジンに不具合が見つかり、本年度中にも予定していた打ち上げを、2021年度に遅らせると発表した。

 主エンジンの「LE9」の実験後の点検で、燃料を燃やす「燃焼室」の壁に十数カ所の穴が見つかった。また燃焼室に燃料を送り込むタービンにもひび割れがあった。

 JAXAは5月26日に8回目の燃焼試験を実施、不具合はこの試験の後に見つかった。通常運転よりも高い過酷な温度での燃焼に耐えられるかどうかの実験で、壁の温度は約千度まで上昇した。冷却が十分にできなかった可能性があるという。