最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は、佐賀市の残土置き場で2014年、男女2人が乗った車を重機で穴に落として埋め、殺害したとして殺人などの罪に問われた無職於保照義被告(71)の上告を棄却する決定をした。9日付。無期懲役とした一、二審判決が確定する。

 裁判員裁判で審理した一審佐賀地裁は18年8月の判決で、現場が被告の経営していた会社の敷地内だったことや、被告が犯行時刻に男女を呼び出していたことなどから「被告以外が犯人であれば合理的な説明はできない」と指摘し、弁護側の無罪主張を退けた。  検察側は死刑を求刑したが、「死刑がやむを得ないとは言えない」とした。