南海トラフ巨大地震で大きな被害が予想される10県でつくる知事会議は11日、新型コロナウイルスなど感染症拡大が同時に起きる「複合災害」が現実味を増してきたとして、対策を求める要望書を武田良太防災担当相に提出した。

 10県を代表して内閣府を訪れた三重県の鈴木英敬知事は、避難所で使う消毒液の備蓄などの対策には財源が必要として「安定的に財政支援をお願いしたい」と訴えた。武田氏は「真剣に対応していきたい」と述べた。

 要望書は「複合災害となれば、多数の負傷者と感染者で医療崩壊が懸念される」と指摘。避難所で感染症対策に当たる人材の育成や医療体制の充実などが必要とした。