三重大医学部付属病院(津市)は11日、病院所属の医師が約2年間にわたり、実際には使っていない薬剤を患者に投与したかのようにカルテを改ざんし、診療報酬を不正に請求していたとする第三者委員会の調査結果を公表した。改ざんは約2200件、不正請求の総額は計2800万円超に及ぶとしている。

 伊佐地秀司病院長は11日、同大学で記者会見し「患者や家族、関係者には多大な心配と迷惑を掛けた。深くおわびする」と謝罪した。

 病院によると、医師は2018年4月~今年3月、手術の際に心拍を安定させる薬剤「ランジオロール塩酸塩」を使用したとする虚偽の記載を繰り返したとしている。