東日本大震災の津波で大きな被害が出た宮城県石巻市で、市街地を流れる旧北上川に架かる新たな橋「内海橋」が完成し、開通を記念する式典が10日、開かれた。震災から9年半を前に交通の利便性は向上。「復興のシンボル」として、水産業や観光業の活性化につながると期待される。

 橋の上を歩きながら周辺の景色を写真撮影していた同市の無職後藤栄一さん(78)は「完成を待っていた。立派な橋で移動が便利になりそう」と話していた。

 震災では、川を遡上した津波により、中州を経由する二つの橋はがれきで埋もれ防護柵や橋桁が壊れた。これまで応急的に復旧した状態での通行が続いていた。