労相や自民党参院議員会長を務めた村上正邦(むらかみ・まさくに)氏が10日午前、死去した。88歳。福岡県出身。

 議員秘書を経て1980年、参院全国区で初当選し、連続4回当選。84年に中曽根内閣で防衛政務次官に就き、92年に宮沢内閣の労相として初入閣した。参院を取り仕切り「法皇」「尊師」「参院のドン」と呼ばれた。

 ただ、国会質問を巡り報酬5千万円を受領したなどとされる旧ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団事件で2001年2月に議員辞職。3月に受託収賄容疑で逮捕された。東京地裁、東京高裁で実刑判決を受け、最高裁に上告したが、棄却。懲役2年2月の刑が確定した。