日本原子力研究開発機構は1日、フランスと共同で進めてきた高速炉開発で、廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)とは異なる炉型の設計概念を検討し、耐震性や安全性などが成立する見通しを得たと発表した。

 機構によると、2014~19年の共同研究で、廃炉作業中のフランスの原型炉「フェニックス」と実証炉「スーパーフェニックス」の設計データを譲り受けた。もんじゅと同様に冷却材にナトリウムを使うが、もんじゅの「ループ型」と異なる。原子炉容器が大きく耐震性確保が難しいとされていたが、容器の壁を厚くするなど設計を変更すると耐震性が確保できるという。