日本郵船などは1日、水素をエネルギー源とし、航海中に温室効果ガスを排出しない燃料電池船の建造を2023年に始めると発表した。24年6月から半年間、横浜港沿岸で実証運航する。建造や運航、水素の供給まで手掛ける日本初の取り組みとしている。実証運航船をベースとして30年前後に内航貨物船での実用化を目指す。

 東芝エネルギーシステムズ(川崎市)が燃料電池を開発し、川崎重工業が船内の水素管理に携わる。水素はENEOS(エネオス、東京)が供給する。日本海事協会も参加し安全性を評価する。実証運航船は全長約25メートル、約100人が乗れる150トン級とする。