【北京共同】北朝鮮が台風被害復旧に朝鮮労働党高官を動員、核・ミサイル開発を主導してきた軍出身の李炳哲党副委員長まで派遣する異例の対応を取っている。国民生活を重視する金正恩党委員長の姿勢をアピールし、党の求心力を高める狙いに加え、食糧不足への警戒がありそうだ。

 朝鮮中央通信は1日、李氏が台風8号の被害を受けた南西部、黄海南道長淵郡の農場を見て回り「一粒の穀物も無駄なく取り入れるための対策」を討議したと伝えた。

 李氏は金氏がミサイル発射実験などの兵器開発を視察する際、常に同行する最側近だが、1日付の党機関紙、労働新聞はトウモロコシ畑に立つ写真を1面に載せた。