【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)は8月31日、ブラジル産の鉄鋼輸入を抑制するため、一部製品に設けた無関税枠を8割程度減らすと発表した。メキシコにも米国への輸出が増えないよう対策を促した。11月の大統領選を控え、鉄鋼業を守る姿勢をアピールし、支持拡大につなげる思惑がありそうだ。

 USTRは新型コロナウイルスの影響で米国の鉄鋼市場が悪化したと説明。ブラジルから輸入する半加工の鉄鋼に関し、今年の残りの無関税枠を従来の35万トンから6万トンに減らすことで同国政府と合意したことを明らかにした。2021年の無関税枠は12月に話し合うとしている。