新型コロナの感染拡大を受け、江戸時代に疫病退散を願ってマンボウを描いたとみられる不思議な木版画が、和歌山市立博物館で展示されている。やはり江戸時代から伝わる疫病退散の妖怪「アマビエ」が話題になったが、研究者は「マンボウに疫病除けの願掛けをしたとの文献は把握できておらず、面白い発見」と話す。

 版画はA4判ほどの大きさ。左上に「満方」、その下に「壹丈五尺(約4・5メートル)四方」、右上に「疫病除ケ」と書かれ、大きなマンボウとみられる魚が描かれている。

 同館によると、数年前に亡くなった男性収集家の寄贈品から見つかり、江戸後期の作品とみられるが、作者は不明。