夏から秋の花火大会が新型コロナで軒並み中止になったことで、経済損失額が5千億円を超えるとの試算を日本経済研究所が29日までにまとめた。日本の花火は芸術的な評価が高いが、零細花火製造業の経営環境は悪化しており、伝統の継承が危ぶまれる。

 新潟県の「長岡まつり大花火大会」、茨城県の「土浦全国花火競技大会」、秋田県の「全国花火競技大会(通称・大曲の花火)」など、、夏を中心に開催予定だった主要な花火大会約300件を調査対象とした。

 花火製造業の損失に加え、観客の飲食費や宿泊費といった観光需要が失われた分も含めると、経済損失は合計で約5300億円に上ると試算された。