安倍首相の持病である潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症が起き、激しい下痢を繰り返す病気。炎症を抑える薬はあるが完治は難しい。病気の再燃に悩まされる人も多く、厚生労働省が難病に指定している。安倍氏は第1次内閣時の2007年に体調悪化のため退陣したが、背景にはこの持病があったことを手記で明かしている。

 潰瘍性大腸炎に詳しい杏林大の久松理一教授によると、症状は下痢のほか血便、腹痛、発熱など。患者は20~30代に多く、通学や仕事に影響が出ることがある。子どもや高齢者の発症も。

 日本の患者は近年急増しており、16年の全国調査では22万人近くの患者がいると推計された。