運輸安全委員会は27日、北海道・納沙布岬の東約600キロ沖合で昨年9月、サンマ棒受け網漁船が転覆し船長が死亡、乗組員7人が行方不明になった事故の調査報告書を公表した。当時は発達中の低気圧が接近し、転覆船は帰港途中だった。気象条件を早めに見極め、低気圧の接近前に現場を通過していれば、事故を防げた可能性があるとしている。

 事故は昨年9月17日発生。「第65慶栄丸」は花咲港に戻るため航行していた。周辺のサンマ漁船は早く帰港を決断したり航行を中断して待機していた。

 転覆船は千回に1回の確率で発生する5~7mの横波を受け、さらに突風に見舞われ転覆した可能性が高い。