【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時のジェノサイド(民族大量虐殺)の罪などで終身刑を言い渡されたセルビア人勢力軍事部門の司令官、ムラディッチ被告(78)の控訴審で、同被告は26日、「国を守っただけだ」と強調、弁護側も改めて無罪を主張した。

 審理は「国際刑事法廷メカニズム」(オランダ・ハーグ)で25日からの2日間。同被告は法廷について、米欧など「西側勢力の子」と批判し公正さや正当性を否定。罪の追及は失当などと語った。

 被告は1992~95年のボスニア内戦時に、イスラム教徒系住民7千人以上の殺害などを指揮した責任を問われた。