熊本市の慈恵病院が導入した、匿名でも出産できる事実上の「内密出産制度」に関し、熊本市は24日、「現行法上の取り扱いについて国に照会した結果、法令に抵触する可能性の否定は困難」との見解を表明。病院に実施を控えるよう要請した。病院は、親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる施設「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営している。

 市によると、法務省は、一般論として「匿名の妊婦が出産した子の戸籍登録は可能」とする一方、適法性についての判断は示さなかった。

 厚生労働省は、子どもが持つ出自を知る権利を踏まえ、市が病院側を指導することが必要とした。