モーリシャス沖で発生した日本の貨物船の重油流出で、地元政府は21日、真っ二つに割れ浅瀬に乗り上げたままの船体後方部を解体すると決めた。重量は約8千トンで、引き揚げに難航していた。サイクロンのため天候が悪化しやすくなる11月1日までに解体を終わらせる計画という。

 後方部のエンジン室に油が残っているが、抜き取りは近く完了する見通しという。沖合にえい航した前方部は、海底に沈めて処分する作業が既に始まっている。

 前方部を海に沈める計画について、近隣のレユニオン島を領有するフランスは当初、船内の有害物質が海に漏れ出す恐れがあるとして難色を示していた。