【サンパウロ共同】新型コロナウイルス対策を巡る右翼ボルソナロ大統領と州知事らの対立が続くブラジルで、ワクチンの調達に関しても両者の足並みの乱れが目立っている。2022年の次期大統領選をにらんだ政争も背景にあり、関係者からは国民不在との批判の声が上がる。

 「英オックスフォード大が開発したワクチン1億人分が到着する予定だ。あの別の国からではない」。ボルソナロ氏は7月30日、インターネットの生配信動画で強調した。政府は調達に約20億レアル(約380億円)を投じる。

 「別の国」が、サンパウロ州のドリア知事がワクチン開発の提携を発表した中国を指すのは明らかだ。