乗組員千人以上に及ぶ新型コロナの集団感染が発生した米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルトで、感染拡大が始まった3月下旬、陽性者を含む3千人以上の乗組員を、沖縄県と神奈川県の米軍基地に移送する計画が浮上していたことが19日、分かった。調査した米海軍の報告書から判明した。

 感染者らは最終的に米領グアムで下船したが、直前まで沖縄に空路で運ぶ計画を最優先で検討。在日米軍専用施設の約70%が集中する沖縄に移せば「日本政府との関係が複雑になる」などの懸念から撤回したという。

 普天間飛行場や海兵隊基地に計3千室、厚木基地に400~600室を確保できると試算していた。