【北京共同】米中関係が悪化する中、中国では映画やドラマを利用した反米宣伝が始まっている。メディア関係者によると、共産党宣伝部がこのほど各地方政府に反米・抗米の映画やドラマを放映するよう指示。米国へ対抗する世論を喚起し、国民の結束を図る狙いだ。

 ドラマや映画を通じた世論形成は宣伝を重視する共産党の“お家芸”だが、反米世論が高まり過ぎれば強硬路線以外は取りにくくなる。世論を暴走させないよう慎重なかじ取りをしているようだ。

 映画館などにも抗米のポスターなどを積極的に掲示するよう通達が出たという。メディア関係者は「対米危機意識を高めるためだ」と指摘した。