内閣府は31日、経済財政諮問会議で中長期の経済財政試算を示した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済の下振れで税収が伸び悩むため、生産性向上などで高成長が続くと想定したケースでも、財政の健全度合いを示す「基礎的財政収支」は国と地方の合計で2025年度に7兆3千億円程度の赤字が残るとした。

 1月の前回試算から赤字幅が倍増し、基礎的収支の黒字化は29年度にずれ込む見通し。25年度に黒字化する政府の財政健全化目標は達成が一段と遠のいた。

 基礎的財政収支は、政策経費を税収などの基本的な収入でどの程度賄えているかを表す。