日銀が31日公表した2010年1~6月の金融政策決定会合の議事録で、ギリシャの財政危機を巡る議論が活発に交わされた実態が明らかになった。「ギリシャ以上に深刻な財政赤字を抱えるわが国の長期金利にいつ飛び火してもおかしくない」(1月26日、須田美矢子審議委員)などと日本への波及を懸念する声が相次いだ。

 白川方明総裁は5月21日の会合で「あまり長期金利が上がらないので、おおかみ少年になるからと、日本の財政状況が悪いと言うことがはばかられる雰囲気が最近まであった」と述べ、財政危機のリスクを意識した議論の必要性を指摘した。