日銀は31日、2010年1~6月の金融政策決定会合の議事録を公表した。3月17日の会合では、当時の民主党政権から追加金融緩和への圧力が強まる中、賛否が割れる激論の末に緩和を決めた実態が判明した。白川方明総裁は「政府関係者がさまざまな発言をしており、冷静な議論がしにくい環境だ」と指摘。委員からは中央銀行の独立性に対する懸念も出た。

 政府は現在、新型コロナウイルス感染症への対応で国債を大量に増発し、国債を買い支える日銀への依存度は当時よりも強まっている。中銀の独立性維持は現在にも通じる課題だ。