【台北共同】台湾初の本省人(台湾出身者)総統で、総統直接選挙などの民主化を推進し、「台湾民主化の父」と呼ばれた李登輝(り・とうき)元総統が30日、多臓器不全のため死去した。97歳。入院していた病院が明らかにした。在任中の1999年に「二国論(中台は特殊な国と国の関係)」を発表し、中国から「独立派」と批判された。退任後も台湾の独立性を守るため政治活動を続けた。

 日本統治下の23年、現在の新北市で生まれ、京都帝大(現京大)に入学。戦後、台湾に戻り台湾大を卒業した。蒋経国元総統に引き立てられ政界入り。88年1月、蒋氏の死去に伴い副総統から総統に昇格した。